iPhoneユーザーの方を見ていると画面割れだけでなく、黒い墨汁シミのような物が入っている方が見かける事がありますよね。
あれは通称≪液晶漏れ≫と呼ばれる現象で、ガラスの下側にある液晶及び関連パーツが破損している状態なんですよ
【液晶漏れ】
破損した画面から液晶と呼ばれる映像を映す際に必要な物が失われた状態
≪漏れ≫と表現されるが、実際ぽたぽた液が落ちてくる訳ではなくて、
その部分への電気反応が失われた状態や隆起により届かなくなった場合でも液晶漏れにあたる。
名前の通り、液体と結晶の性質を持つ化学薬品で
光を屈折させたり様々な技術で映像として目に見えるように映し出す、なんか凄い技術で色を作り出す大事なパーツの一つ。
有機ELとはまた別の映像出力方式で現代を支え続けています。
やはりスマートフォンは持ち歩いて使える事に大きな利点があります。しかし、逆に使用機会の数だけ事故の確率も上がるもの。持ち歩く精密機器であり持ち歩くガラスでもあるスマートフォンは画面関連の破損事故が多いです…( ノД`)シクシク
しかし!壊れたからと諦めるのはまだ早いですよ!
何故なら修理に特化した専門業者が存在するからです。
一昔前では、端末を丸ごと交換することによるデータの損失リスクや修理までの期間に難点がありましたが、今の時代だと実は1時間ぐらいで修理完了しちゃうんですよ!
※故障内容によっては1時間以上掛かる場合もあるので事前にお問い合わせください。水没関連は特に時間が掛かります。
iPhone修理専門店、スマートクールイオンモール京都五条店は
割と便利な位置に店舗置いてますので、買い物ついでに施工依頼したり何かと便利な形になってますよ(*´ω`)
立地的に京都市右京区にお住いの方が特に利用しやすい場所ですね
【目次】
【画面割れが発生する理由】 |
もちろん落とすことで破損に繋がりますが、
割れるのには根本的な理由があります
画面割れが発生する理由について、
ただ漠然とガラスだから割れる!なんて思っていないでしょうか?
ガラスと言う素材は皆様のイメージにもあるように硬度が非常に高く、数値で見ただけなら金属に匹敵する”硬さ”を持っています。
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じゃあ何故鉄は割れずにガラスは割れてしまうのか?ㅤㅤ
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──それは、その透明度と硬さゆえに柔軟性を持たせる事が出来ない為ですね。
金属やプラスチックの場合ですと柔軟性を調整して硬さと柔軟性の両立を可能にしていますが、ガラスの場合だと透明度と硬度を維持しつつ柔軟性を与える事が非常に困難な素材だったりします。
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業界によっては柔軟性を≪粘り≫と表現するところもありますね。
【同じ透明素材であるアクリルとの差について】
DIYや小物入れなどで使われる事の多い透明素材≪アクリル≫
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様々な形に作り替える事の出来る樹脂素材ですが、柔軟性が高い故にこちらは硬度が足りず、陽の光や雨風で劣化しやすい素材でもあります。ガラスのように割れる可能性は低いですが、細かい傷への耐性や歪みに弱いのでスマホ画面には向いておりません。
柔軟性のない硬いだけの素材は、≪面≫から叩きつけられた際の防御性能や対傷への防御性能は高いですが、≪角≫から叩きつけられたり≪点≫で衝撃が加わると非常に割れやすい性質を持っています。
角や点での衝撃は”捻り“や”歪み“と言うエネルギーを生み出します。
これらのエネルギーが柔軟性のないガラスに伝わると一気に割れてしまう訳ですね。
【よくある事故の例】 |
iPhone修理専門店が実際に受けた依頼で最も多かった画面割れの理由は
【落下事故】です。
まぁ想像通りと言えばそうですが、iPhoneを落としてしまいそのまま画面が割れてしまうパターンですね。
これも先ほど紹介しました割れる理由に関係のある話ですが、
iPhoneを落としてしまうと十中八九≪面≫ではなく≪角≫から落ちてしまうので、割れてしまう確率が非常に高いんですよ。
特に最近の機種だと金属フレームが廃止されていたり、本体自体の重量が増している関係で衝撃が伝わりやすくなってしまっていて
昔は落としても大丈夫だったのに、なんでこんなあっさり割れちゃうの…(´;ω;`)
みたいな事例が増えてしまっているわけですね。
【液晶漏れが発生する理由】
液晶漏れはガラスの下にある液晶パーツが破損する事で発生します。性質上ガラス割れ+液晶漏れの複合症状が大半ですが、極まれに画面が割れていないのにシミが出るケースもあります。
この機体はiPhoneXRですが、落としてしまった時に画面の左上角に少し黒いシミが出てしまったそうです(´;ω;`)
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ガラスへの衝撃はフレームが受け止めたけれど、液晶への衝撃が伝わってしまったパターンですね。落とした時は黒いシミは小さく時間表示も見えていたそうですが、日に日にこのシミが広がっていき今ではこのような状態になったとの事で修理依頼をいただきました。
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液晶と言うのは非常に繊細なパーツで、手で触ると壊れるようなパーツです。液晶に一部でも電気反応の異常が出ると連鎖的に広がっていくケースが多いので、少しだからと油断していると復旧不可能なレベルまで広がる可能性もあります……シミパターンは他にも水没による発生もありますが、どちらにせよ厄介なのには変わりないですね(ΦωΦ)
【何もしていないのに割れる?】 |
iPhone修理専門店をやっていますと、
一ヶ月に1~2件入ってくるのがこの「何もしていないのに割れた」と言うご相談です。
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何もしてないのに割れるのか?
実際問題、割れるかどうかで言えば……理由がないと割れません!
例えばバッテリーであれば充電⇔放電のサイクルを繰り返している内に、内部に満たされている物質が劣化していき蓄電性能が落ちると言う理由こそあれど、基本的には何もしなくても弱くなる経年劣化が発生します。
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永久機関を生み出す事が不可能とされているように、あらゆる存在はいつかは消えるのが現実の法則です。
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……が、
ガラスは急な温度変化により収縮が間に合わず割れる性質がありますが、iPhoneでそこまで急激な温度変化はまずありませんので考えられる要因はカバン等の中に入れていて、外部から圧迫されることによって歪みが発生して割れてしまうケースでしょうか。
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上記にて説明していた捻りの力が発生すると非常に割れやすいガラスの性質が関わっています。カバンと言う空間に閉じ込められたスマートフォンは予想外の方向から力が加わる可能性が高いです。
ぶつけてしまった、荷物同士が重なってしまってる、カバンごと投げた……などなど
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最近のスマートフォンは丈夫に出来ているので余程の事が無い限り圧迫による歪みは起こらないとは思いますが、事例として相談を頂くことが割とありますので、皆様もお気を付けください。
修理を受け付ける際に最も大変なのが「なにが原因でそうなったか」が不明なパターンです( ;∀;)
破損理由が分かれば逆算して何が起こってるかの推測が出来るのですが、推測出来ないと外部から見た印象でしか診断が出来ず、中を開けるまでどうなってるか分からないのが難儀だったりします。
【画面割れ対策】 |
では、画面割れの対策ってどうすれば良いのか分かりますか?
修理専門店目線で言うのであれば
ガラスコーティングをおすすめしております。
保護せずそのまま放置はもちろん論外ではありますが、フィルムタイプは今でも根強い人気があり、画面保護=フィルム貼り付けのイメージを持つ方も多いかと思います。
【フィルムタイプの利点】 |
フィルムタイプの保護アイテムはご存じ画面の上に貼る事で画面の割れを防ごうと言うコンセプトです。
その性質は、貼ったガラスが割れる事で衝撃を分散してiPhoneのガラス割れを防ぐと言う物。
壊れる事で画面を守るので少し弱く設計されていたり、定期的な貼り替えが必要な場合がほとんどですが、その手軽さや貼ってる安心感はやはり利点ですね。
【フィルムタイプのデメリット】
やはり物理的にガラスを一枚追加しているようなものなので分厚くなります。
ケースの形状によってはガラスフィルムと当たってしまい浮く可能性あり。
また、距離が発生する分タッチ反応が鈍くなる可能性もあり、ココはフィルム側の品質との相談ですね…。
【ガラスコーティングのススメ】 |
今話題の最新技術、≪ガラスコーティング≫の紹介記事です。
【ガラスコーティングとは】
ガラスコーティングはナノレベルの被膜を形成し、割れやすいガラスの分子を割れにくい石垣状の分子構造を持つコーティング剤で覆いかぶせます。
これにより捻りの力に強くなり割れにくくなるわけですね。
イメージ的にはティッシュや新聞紙の繊維を想像してみると分かりやすいかもしれません。
切れやすい方向は繊維が縦方向に整列してしまっている状態ですが、切れにくい方向は繊維が横方向に横断している状態。ガラスコーティングはこれに近いことをやっているわけですね。
ナノレベルの被膜なのでタッチ感に変化はなく、フィルムタイプにありがちな埃問題からも解放されますよ(*´ω`)
【その他記事】
店舗情報
店舗名 | スマートクール イオンモール京都五条店 |
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住所 | 〒615-0035 京都府京都市右京区西院追分町25-1 イオンモール京都五条 2階 |
電話番号 | 075-754-6125 |
営業時間 | 10:00~21:00 年中無休 |