【当記事について】
数多の破損スマホを修理してきた京都五条店はイオンモール京都五条店(旧:DIAMOND CITY Hanaダイヤモンドシティ・ハナ)の中で営業しているので、非常にアクセスが容易になっております。
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Xperia Ace SO-02Lのご依頼内容
今回ご依頼いただいたXperia Ace SO-02Lは映像は真っ暗だけど、アラームや着信音は鳴ると言う物でした。これは電気反応は生きており、映像を映し出すパーツだけが壊れているパターンですね。Xperiaに限らず、pixelや、iPhone、switchなどにもよくある症状。
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さらに、今回少し特殊なのが
動かない端末のデータが欲しいので、生きている端末の画面を移植してください!とのご依頼でした。もちろん理論上可能なので予め出来ない可能性や失敗などのリスクを説明した上で引き受けております。
両方とも画面割れあり。
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少なくとも生きている方はかなり慎重に取り外さないと移植が出来ないので難易度は少し高いです。画面を取り外すと言う事はそれだけ負荷がかかってしまうので割れが広がり映っていたパーツすら映らなくなる恐れが高いですが、画面と本体は強力に接着してあるので誰がやっても回避不能のパターンもあるのが修理屋の悩みです。
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今回は上手く画面割れを広げることなく、液晶パーツの破損も起こさず交換することが出来ました。
Xperia Ace SO-02L
iPhoneと違いandroid端末は非常に数が多く、見た目だけでは特定が困難となっております。Xperia Aceの特徴としては少し小ぶりでカメラは一つ。感覚的にはiPhoneSE2辺りと近いです。
Xperiaシリーズは機種の分け方が特殊で、iPhoneのように数字が大きい=新しいとならないのが大変なところです。以下ザックリとしたまとめではありますが、書いてる筆者ですら少し混乱しております。
高性能モデル:「Xperia1 Ⅲ」「Xperia5 Ⅲ」>「Xperia1 Ⅱ」「Xperia5 Ⅱ」
普通性能:「Xperia10 Ⅲ」「Xperia10 Ⅲ Lite」>「Xperia10 Ⅱ」
価格重視モデル:「Xperia8」「Xperia8 Lite」>「Xperia Ace Ⅱ」「Xperia Ace」
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と言った関係になっており、Aceシリーズは機能を絞って安く仕上げたモデルと言うことですね。
同業者向け情報
情報が少ない端末の修理依頼が来た際、真っ先に行うのが内部調査なのですがもちろんGoogle検索や分解レポートを確認します。当店も何度も助けられておりますので、ここにXperia Ace SO-02Lの情報を書き残しておきます。次回以降何か少しでもヒントになれば幸いです。
画像クリックで拡大できます。
Xperia Ace SO-02L
内部構造は一般的なGALAXYシリーズや旧式のXperiaシリーズ同じ。画面側からアクセスするので力加減や手順を間違えると液晶が壊れてしまうリスクがあるモデルです。ケーブルは中心側にありますが、右側に伸びているので切断に注意しながら開けていきます。
非常に画面が薄く壊れやすいタイプなので、かなり慎重に温めながら進めていくことをお勧めいたします。
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今回は画面の移植なので写真は撮っておりませんが、バッテリーへのアクセスも上記シリーズと同じく画面を外してヒートシンクを外すのみ。よくある画面を外すまでが戦いのパターンですね。
端末の見分け方ですが、android端末は海外仕様含めて様々な種類がありますので見た目だけで判断するのは少し危険です。設定画面まで行けるなら設定画面で型番を確定させるか、あるいは背面に刻印があればそれを見て照合していくのが基本。
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極稀に購入場所によっては刻印のない機種もあるので、そうなった際は実際に分解して内部から型番を調べることになりますが、基本的にはGALAXYシリーズとは違い海外展開が少ないモデルなので、刻印を頼りに判断すれば大きな間違いは発生しないかと思われます。