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【iPhone15】画面割れ・線・タッチ不良の修理事例

当記事について

当記事はスマートフォン修理専門店スマートクール京都五条店スタッフによるiPhone15修理関連の記事です。修理を専門に扱うお店だからこそ見える一面もありますので、もしお暇ならお付き合いいただけると幸いです。

本日のご依頼は【下京区】よりお越しのお客様から頂きました。

画面を落としてしまったら勝手に動いてしまい、ロックパスワードが連打されてしまう……との事です。

 

ゴーストタッチと呼ばれる症状。文字通り幽霊に押されているが如く勝手にタッチ反応してしまうかなり厄介なもの。電源を消すことすら困難だったりします。

数多の破損スマホを修理してきた京都五条店はイオンモール京都五条店(旧:DIAMOND CITY Hanaダイヤモンドシティハナ)の中で営業しているので、非常にアクセスが容易になっております。

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【画面でよくある症状】

AQUOS 

 

 

ガラスが割れている、ヒビが入っている

iPhone 15の画面ガラスは強化ガラスを採用していますが、落下や圧力には限界があり、角からの衝撃で割れやすい特徴があります。

今回のご依頼端末も割れてはいないですが、角付近にダメージあるのが見えますね。見た目は軽度でも、ヒビの下で有機EL層/あるいは液晶層が損傷しているケースが多く、放置すると「表示不良」「タッチ不良」など二次被害につながることがあります。スマホと言えば画面割れと言うぐらい代表的な破損パターン。

修理対応:
iPhoneの場合はガラスのみの交換ではなく、ガラス+液晶一体型パネルの交換が必要。
修理時間は約40〜60分、データはそのままで対応可能です。

画面の一部が黒くなり表示されない

画面の一部分が黒くなっている場合、それは発光層が破損している状態です。

この黒い部分は「液晶漏れ」や「表示欠け」と呼ばれ、落下や圧力でピクセルが焼き切れたことが原因です。画像の物はかなり重度ですが、軽度の症状でも進行すると黒い範囲がどんどん広がり、最終的には画面全体が見えなくなることもあるので要注意。

修理対応:
ディスプレイの発光層は再生できないため、液晶パネル/有機ELパネル交換での修理が必要です。基板やバックライトケーブル部分への損傷がない限り、交換後は元通りの表示が復活します。

タッチ操作が反応しない、誤反応がある

タッチが効かない、または勝手に反応してしまう場合、原因の多くはタッチセンサーの断線または制御チップの故障です。今回ご依頼いただいたケースに該当する部分でもありますね。


落下や圧力だけでなく、水濡れや湿気でもタッチ回路が不安定になることがあります。特にiPhone 15は画面全体にセンサーが敷き詰められているため、一部でも断線すると広範囲にタッチ不良が出やすいのが特徴ですが、発生するかどうかは運に左右される部分なので対策はありません

修理対応:
タッチ機能は液晶一体構造のため、画面交換で改善されるケースがほとんどです。

線が出る、チラつく、色がにじむ

表示に縦線・横線が入る、または画面がチラつく症状は、ディスプレイIC(制御チップ)の損傷液晶層内の断線が原因です。落下衝撃だけでなく、内部のコネクタ緩みや水分の影響でも発生します。

この端末がタッチ不良+液晶不良+画面に線と複合的に発生しており、同じ画像使いまわしで申し訳ないですが、真ん中の線ですね。

修理対応:
軽度の線なら再装着で改善することもありますが、多くの場合は液晶パネルの交換で修理します。基板損傷が疑われる場合は、IC修理または基板診断も必要です。

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【修理業者のワンポイント】
画面の破損は最も見える部分なので重症っぽく見えますが、実は電気信号がしっかり届いていると言う証拠でもあるのでパーツ交換だけであっさり治るケースが殆どです。自己判断で重く考えすぎず、まずは修理を生業としているプロにご相談ください。



【どこで修理するか】

 

 

修理を依頼する場合、正規店・認定サービスプロバイダを利用する方法と、イオンモールなどに入っている非正規修理店を利用する方法の2つがあります。

正規修理

  • 正規修理は品質・保証面で安心ですが、修理費が比較的高めで、データが消去される場合があります。融通が利かないと言うよりは修理するリスクを回避する為に端末を丸ごと取り換えるケースもあり、データが大事な場合はしっかりスタッフへ質問していきましょう。

街の修理店

  • 街の修理店は比較的安価で即日対応が可能なことが多く、データを残したまま修理できるケースもあります。しかし、店によっては悪い店や個人経営で雑な仕事をする場所も存在し、修理する事のリスクを理解して進める必要があります。

修理を検討する際は、

  1. 故障の状態を正確に把握する

  2. 修理店の実績・口コミを確認する

  3. 修理後の保証内容をチェックすることが大切です。

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【修理業者のワンポイント】
何があってそうなったのかを伝える事が実はかなり大事だったりします。明らかに画面が割れているのに何もしていない。水に漬けてしまったのに勝手に壊れたなど、原因を正しく伝えずに修理依頼を出した場合、望む結果が得られずに終わる確率が大幅に上がってしまいます。症状に合わせた施工が必要であるのは人間の医学と同じですね。



【修理過程】

 

 

交換時間:約60分


動作確認・診断

まずは、端末の状態を確認します。


ガラス割れだけなのか、表示不良(線・黒点・タッチ不可)があるのかをチェックし、
液晶交換で改善できるのか、または基板修理が必要なのかを判断します。水没や落下歴がある場合は、分解前にキッチリヒアリングをしていき、内部腐食や配線断線も確認していきます。

所謂受付の段階で、スタッフによる力量の差が最も出やすいポイントでもありますね。修理業者目線でもまず第一に受付がしっかりしているかを重視します。


分解・内部チェック

専用のヒートプレートで画面を温め、粘着を緩めて丁寧に取り外します。iPhone 15 は防水シールがしっかりしているため、この工程が非常に重要だったりします。温めるのを怠って力だけで開けようとすると、センサーのケーブルが切れてしまい大変なことになります。

内部でバッテリーの膨張センサーケーブルの断線など、二次的な損傷がないかを点検しながら慎重に作業を進めます。

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画面交換

破損したディスプレイを取り外し、新しい純正品質のパネルを装着します。


Face IDやTrue Toneなどの機能が正しく動作するよう、部品の移植と再設定を慎重に行います。画面側に薄いシート状のセンサーが付いているので移植が必要になります。


最終チェック

交換後は、いきなり接着せずに仮付けしてから表示の色味・輝度・タッチ感度・Face IDの動作などを確認します。


最後に新しい防水シールを貼り直してから組み立てて修理完了です。


イレギュラーが無ければ40〜60分程度で即日対応が可能なので、何かあった時様に覚えていただけますと幸いです。ㅤ

【修理業者のワンポイント】
パーツをいきなり接着すると初期不良があった際に手間が二倍に増えてしまいます。まずは接着せずに浮かせた状態で仮付けして、交換するパネルが正常に動くかを確認する事が最も大切です。これを怠ってひどい目に逢っているスタッフは沢山いるので、自分でやってみたい方は仮付けの重要性だけ覚えておいてください!



【スマホ以外の修理もどうぞ!】

当店では、iPhone/androidだけでなく
以下のようなサポートも行っています

  • 任天堂switchの修理
  • Macbookの修理
  • Surfaceの修理 などなど

特にノートパソコン系のデータが大事な端末は買い替える事が難しい為、修理の選択肢も選びやすいのかなと思います。

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