【当記事について】
数多の破損スマホを修理してきた京都五条店はイオンモール京都五条店(旧:DIAMOND CITY Hanaダイヤモンドシティ・ハナ)の中で営業しているので、非常にアクセスが容易になっております。
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Xiaomi-Redmi 12 5Gのご依頼内容
今回ご依頼いただいたXiaomi-Redmi 12 5Gは映像は真っ暗でブラックアウトしているけど、電圧/電流測定すると規定の数値が出ている案件でした。さらに本体が大幅に曲がっていたので、画面の交換ではなく新規端末への基板移植で進めております。新しい本体に基板を移し替えます。
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背面から開けて内部にアクセスするタイプです。画面から開けるタイプと違いリスクが少なく修理業者的にも嬉しい構造です。
Redmi 12 5G
大型のカメラが複数搭載されており、サイズ感からかなりズッシリとした印象。背面の刻印だけでは機種名の判別は出来ないパターンですが、特徴的な見た目と重さで機種の特定は容易です。
Redmi(レッドミー)は、 中華人民共和国の小米科技Xiaomi社のサブ ブランド。 同社が開発したミドルレンジスマートフォンとしてリリースされています。 2020年には一年間の世界スマホ売上台数第4位を 記録した割とメジャー寄りのモデルです。耐水性能が今基準に比べて少し低かったり、機能性をある程度落として価格の安さと性能のバランスを両立しているのがRedmi12
同業者向け情報
情報が少ない端末の修理依頼が来た際、真っ先に行うのが内部調査なのですがもちろんGoogle検索や分解レポートを確認します。当店も何度も助けられておりますので、ここにXiaomi-Redmi 12 5Gの情報を書き残しておきます。次回以降何か少しでもヒントになれば幸いです。
画像クリックで拡大できます。
内部構造は背面から開けるandroidによくある構造。
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上側(画像左側)にメイン基板/カメラ/ストレージ配置
中央にバッテリー/各種ケーブルが通る
下側にスピーカーや液晶ケーブル
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Androidによくある構造と書きましたが、注意点もありまして、カメラ周りまでビッシリとシールされているので背面を取り外す際は少し大変です。エタノール等でシールを溶かそうにも、ヒートガンで温めようにも、大型のカメラが真横にある関係であまり無茶は出来ない位置。少しずつ地道に角度を付けて粘着を剥がしていくしかない難儀な構造です。
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ネジを取り外してカバーを外せば基板へアクセス……と言う訳ではなく、こちらのモデルはネジを外した後にフレーム全体を取り外す必要があります。フレームは背面側のネジと横側のツメで固定されています。あくまでフレームが外れるだけであって、液晶パーツとの隙間にヘラを入れてしまい余計なリスクを負わないように注意が必要です。
※ありがちですが、フレームを外す際はSIMの抜き忘れにはお気をつけて!
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フレームを外した状態。これで画面/バッテリー/基板交換辺りの作業が可能になります。今回は基板の移植なので上側(画像左側)のケーブルを全て外して移動させていきます。
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必要に応じて下側のケーブルを外して液晶パーツを取り換えたり、バッテリーを取り外して交換などの作業も行います。