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3DSの破損パターンと修理解説【スマホ修理店のブログ】

当記事について

当記事はスマートフォン修理専門店スマートクール京都五条店スタッフによる任天堂3DS修理の記事です。修理を専門に扱うお店だからこそ見える一面もありますので、もしお暇ならお付き合いいただけると幸いです。

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数多の破損スマホを修理してきた京都五条店はイオンモール京都五条店(旧:DIAMOND CITY Hanaダイヤモンドシティハナ)の中で営業しているので、非常にアクセスが容易になっております。

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【3DSの破損パターン】

Nintendo 3DSは丈夫な携帯ゲーム機として人気がありますが、長年の使用や落下・衝撃などによって様々な故障が発生します。特にヒンジ部分(折りたたみ軸)や液晶ケーブル周辺は構造的に弱く、一定の年数を経た本体ではトラブルが出やすい箇所です。

ここでは、3DSでよく見られる代表的な破損パターンと、それぞれの修理内容について解説しますので、該当箇所にお悩みでしたらご相談くださいませ。

上画面が映らない・チカチカする

【主な原因】

上画面が点滅する、またはまったく映らない場合、ほとんどは上画面ケーブルの断線が原因です。3DSは折りたたみ構造のため、開閉のたびにケーブルが曲がる設計になっています……が、長期間使用するとケーブルが疲労して、映像信号が途切れるのです。

食パンに付いてくるアレや針金を折り曲げ続けると折れるのと同じ原理ですね。

修理内容:

上画面ユニットを分解し、液晶ケーブルと液晶パネルをセットで交換します。細いケーブルを本体ヒンジの中を通す作業が必要なため、やや難易度の高い修理です。

費用目安:8,000〜12,000円

下画面が割れた・タッチが効かない

【主な原因】

落下時に一番衝撃を受けやすいのが下画面です。ボタンや基板類が全て下画面側に内蔵されている関係で衝撃が大きいと言う訳ですね。ガラスが割れたり、タッチパネル部分のセンサーが反応しなくなるケースが多い個所であり、ゲームの操作中に強く押しすぎてタッチ面が破損することもあります。

 修理内容;

破損状況に応じて

  • ガラス+タッチパネル交換

  • 液晶パネル交換
    のどちらか、または両方を行います。

費用目安:6,000〜10,000円

ヒンジ(折りたたみ軸)が割れた

【主な原因】

3DSシリーズでは特に多いトラブルがこのヒンジ割れ。(スタッフの3DSも割れを経験しております)開閉を繰り返すことで、内部のプラスチック軸が経年劣化や疲労劣化し、最終的にパキッと割れてしまうのがこの症状。放置するとケーブル断線にも繋がる地味に厄介な故障。

 修理内容:

ヒンジ部分のプラスチックフレームや外装パーツを交換します。上画面ケーブルが通っているため、ほぼ上画面分解とセット作業になります。

費用目安:9,000〜13,000円

電源が入らない・突然落ちる

【主な原因】

充電端子の破損・バッテリーの劣化・基板のショートなどが考えられます。特に落下や水濡れがあると、電源ICが損傷して通電しなくなるケースも。電源ランプが一瞬点いてすぐ消える場合は、基板ショートの可能性が高いですが、3DS特有のバグとして上のスピーカーが悪さをしていてエラーが出ている場合もあります。

 修理内容:

まず通電チェックと内部清掃を行い、バッテリー・コネクタ・基板のいずれに問題があるかを診断します。パーツ交換で改善しない場合は基板修理が必要になることもあります。

費用目安:12,000~状況次第

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【修理業者のワンポイント】
3DSでしか遊べないゲームも多く存在しており、今でも3DS需要はあるのですが……供給が終わってしまっているので修理しながら使うしかないのが実情です。switchで新しいゲームが発売するたびに過去作への思いも生まれるゲーマーの皆様の為にも、修理業者として頑張っていきます。



【分解手順】

3DSの分解は、構造が非常に緻密でケーブルも細いため、「スマホ修理より難易度が高い」と言われる作業です。ここでは、基本的な分解の流れと注意点を紹介します……が、もちろん自分でやる場合は自己責任です。ㅤ


バッテリーを取り外す

まずは電源を完全にOFFにし、SDカードやゲームカードを取り出します。裏面のネジを外してバッテリーカバーを開け、バッテリーを外します。3DS修理では最も簡単な作業。特殊ネジが使われているのでそこだけがネック。

注意】
この時点で電源が入っていると、ショートして基板が破損する恐れがあります。必ず電源を切り、静電気対策をしてから作業しましょう。


背面パネルと基板を外す

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バッテリー下や裏面にある複数のネジをすべて外します。背面パネルをゆっくり持ち上げると、中にメイン基板が見えます。

ここで注意が必要なのが、タッチパネルケーブル・ボタンケーブル・スピーカーケーブルなど、非常に細いケーブルが基板と繋がっている点で、力を入れずに取り外していくイメージが大事。 ケーブルを無理に引っ張ると断線するため、フラットケーブルのロックを外してから慎重に作業を進めます。


下画面・ボタンユニットの取り外し

基板を取り外すと、下画面ユニットやボタンラバーが現れます。ここで下画面のガラス・タッチパネルを交換する場合は、両面テープで固定されているガラスをヒートガンなどで温めながら取り外します。

【ポイント】
温めすぎると液晶が変色するため、40〜50℃程度を目安に作業します。ねばねばのテープで固定されているので温めてシールを剥がしていく要領で温めます。


上画面ユニットを取り外す

ヒンジ(折りたたみ部分)を中心に上画面が固定されています。

この部分にスピーカーケーブル・カメラケーブル・上液晶ケーブルが通っています。ヒンジ内部にケーブルを通す作業は非常に難しく、慣れていないと断線する可能性が高いです。

【修理業者のワンポイント】

ここが最も難しいポイント。ヒンジの構造を理解してから分解・再組立てを行わないと、ケーブルが正しく通らず開閉ができなくなる場合があったり、断線する恐れが多い厄介な部位

 



【メイン事業はスマホ修理!】

当店では、ゲーム機修理だけでなくiPhone/android修理がメインです。

もちろんㅤ

  • 任天堂switchの修理
  • Macbookの修理
  • Surfaceの修理 などなど

電子機器であれば大体修理受付しておりますので、何かイレギュラーがありましたらお気軽にご相談くださいませ。ㅤ

 

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